この日は、10時から図川下流のららぽーと公園出入口の市道下からガサガサとゴミ拾いを始めました。早くもハグロトンボが、羽化して数匹飛んでいました。図川はどこでもハグロトンボか、シオカラトンボのヤゴがたも網に入ります。図川管理用通路の草取りがトンボの数に関係していると思います。昨年の反省から、1か月早く図川のウキゴリ類の稚魚を移動させるため、5月は11回のガサで980匹のウキゴリ類の稚魚、89匹のアメリカザリガニを採取しました。湧水路の最下流段差に、「返し」を設置してモニタリングしてみてはと専門家の助言をもらっていました。4時間ほどで携帯バケツに200匹以上が捕れ、「返し」の裏側に毎回一番元気な稚魚が上流へのジャンプを狙っています。
網入れすると8㎝ぐらいの魚が、カワニナと共に入り携帯バケツの水の入れ替え後、帰宅しました。記録のため良く観察すると、初めて図川で見る種類でした。稚鮎と確認しました。
2022年10月22日の「ふるさと祭り」に、キラリふじみの展示・会議室で、エコ広場(環境関係)のブース展示を予定しています。
そのため絶滅危惧種ホトケドジョウの実物を観察できるように、10月8日、山室緑地公園先の山室湧水路でガサガサをしました。
その時、写真のミズカマキリ全長10㎝を初めて採取しました。肉食です。一緒に水槽にいた、カワニナ小3個を1日で完食しました。
ご近所さんのご協力をいただき、上流の自販機の少し下にサデ網2基を金属棒で固定して、網の内外を石で抑えて設置し、金網とブロックで両側をふさぎ、下流から追い込みをしてみました。
サデ網に近づくほど、二人の足の間をすり抜けるように、多数のヌマムツに逃げられてしまいました。
結果、ヌマムツ11㎝1匹、8㎝5匹、5㎝17匹でした。おまけにウキゴリ5匹が、こんな上流まで来ていました。水温18℃でした。
流域のお父さん、小学校高学年以上の皆さん、ぜひご協力ください。
日程調整して、埼玉にいなかったヌマムツを一掃するため、お力を貸してください。
第1回目の8月20日開催予定の市民大学「親子で自然観察 身近な湧き水、生き物を調べてみよう」の資料を確認していました。国交省のサイトで見つけました。参加者に「地下水のはなし」と一緒に観てもらう計画にしましょう。4分24秒です。
最新の子どもたち向けの国交省 MLITチャンネルで見つけました。
山室緑地公園先の人道橋付近の置き網に入っていました。約5㎝ほどの大きさで、同定に至りません。大型ザリガニ8匹も採取し、1月からの累計は314匹になりました。
市内在住の泉さんが、4年前から知り合いの小2男児とお父さん、ふじみ野駅近くにお住まいで自然環境について関心をお持ちのベテランご夫妻参加の、図川のホトケドジョウ稚魚救出作戦の様子をYouTubeにアップしてくれました。
2021年になってから、湧水路上流部の自販機のある駐車場前の流水量が例年より少なく感じています。降雨後に見ても減少傾向のようです。市環境課で湧水の調査を行っています。山室湧水路を調査に加えていただくために、iPadで動画を撮りまた。落とすと大変なので、足元の安定した場所で付きハギの動画を、泉さんが編集してくれました。
富士見市内で、一番透明度の高い住宅地の水路をご案内します。泉さんありがとう。
東屋前から下流、山室公園下流のららぽーと北側駐車場出入口近くの図川でも、ホトケ稚魚を救出しています。今年はウキゴリ、ヌマチチブも入ってきます。富士見市出身の国立研究開発法人・自然共生研究センターの松澤研究員に助言をお願いしていました。
7月末の出張が緊急事態発令で中止となり、16日夕方、鬼怒川調査の帰路にお立ち寄りいただきました。図川では1時間ほど網入れし、水路環境と魚種確認の採取をし、側道を山室緑地公園前を移動中に、夕暮れに低空飛行するオニヤンマ2匹をほぼ同時に目視しました。今年、最初の確認です。何回も何回も観察できました。
22日・23日と観察会を企画しましたが、参加者はありませんでしたが、歩行者の皆さんにお伝えして、皆さん感激されていました。iPadをでも撮影できませんでした。6時過ぎがお勧めです。日本で最大のトンボ、ヤゴは5年間経って成虫になります。肉食です。
湧水路と図川では、ハグロトンボが見られますし、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ブルーのイトトンボ、コオニヤンマらしきトンボも見つけました。例年より多い気がします。その他の種類は、観察できていません。ご覧になった方、撮影できた方は、ぜひ情報提供をお願いします。
ホトケドジョウの稚魚を捕食するアメリカザリガニと国内外来種(元々埼玉にいなかった)ヌマムツを採取するため、東屋前の山室湧水路30m上流の落差工下の深場に、モンドリ網2個を仕掛けました。6月7日から10日までに、アメリカザリガニ大中小合わせて77匹、ヌマムツ10cm以上のオス5匹を採取しました。10日に写真の甲羅幅約10cmのモクズガニが網に入っていました。近くにいた皆さんにお見せして、放流しました。
砂川堀の増水で図川に逃げ込むコイが、以前より増えています。今回は、管理用通路の
除草作業中に、図川からコイが跳ねている水音で気づきました。昼間の増水時には、80㎝以上のコイが何匹も山室湧水路にまで、避難しに来るようになりました。
図川は、ミナミメダカが棲んでいます。これからの季節は、山室緑地公園先で産まれた
ホトケドジョウの稚魚も流されてきます。多数のコイが入り、隠れている小さな生き物たちが捕食される心配があります。
フラワーヒル前のオオカナダモの上流部・下流部で4月ごろは、メダカ大がすっかり育って自分の縄張りのように、群れていました。8月3日午後、勝瀬中学1年生2名が自由研究の下見で協力してくれました。ヌマムツ10㎝以下が3匹、記録後新河岸川に放流しました。
上の写真は翌日4日のヌマムツの婚姻色がでた♂3匹で18㎝の大物です。もともと埼玉にいなかった国内外来種です。絶滅危惧種ホトケドジョウの卵や稚魚を襲うため、新河岸川に移住してもらう計画です。全部で16匹、タモロコ10㎝1匹もいました。
下の写真の中央に大型ヌマムツと頭の位置が逆なのが、ホトケドジョウの成魚でした。
尾びれが欠損していました。ホトケは、生息域に放流し、ヌマムツは新河岸川に放流しました。この大きさのヌマムツ3匹は、どれくらいの子どもを作ったのだろうか?
ホトケドジョウにどれだけ、危険を与えたのかを考えると、さらに頑張ろうと思いました。
今度は図川のゴミ拾い中に、草むらに隠れていました。1週間前に道路から見つけ、アミを取りに行っていたら逃亡したカメです。図川の排水機場増強工事が、完成に近いようです。砂川堀に面した図川の排水口は、従前のままですが、排水口が低く感じています。新河岸川や砂川堀のコイやアカミミガメが、図川や湧水路に入り込む心配があります。右は4月18日の増水時に、湧水路と図川の合流域に侵入した10匹近い砂川堀のコイです。
プロジェクトニュースをご覧の方から、「5日に大きなトンボをみました。」とのお知らせを頂きました。6日にゴミ拾いを兼ねて、図川を探しましたが見つかりませんでした。引き続き7日は、山室湧水路の上流域から開始し、東屋手前でオニヤンマの抜け殻1個体を見つけました。
後日、撮影する予定で回収したゴミ【ビニールゴミ、空き缶、使い捨てカミソリ、吸い殻】を自宅に持ち帰りました。午後、雨が少し強くなり、抜け殻が落ちないか心配が強くなってしまいました。雨具を着て、東屋前のフェンスを乗り越え、鉄骨を渡って貯水池の葦をかき分け、踏み台用ブロックから湧水路に降りて撮ったのが最初の写真です。抜け殻も撮れたので帰宅のため、踏み台用ブロックのU字形くぼみに足を掛ける直前に、思わぬ発見をしました。そこにも雨で濡れた抜け殻がありました。
今年もオニヤンマが、住宅地をパトロールする姿が見られます。
山室緑地公園前の湧水路で、よく見るコサギとは異なる鳥がエサの魚(ヌマムツ)をジッと待ち構えていました。しばらく観察し、鳥の特徴をメモしましたが、やはり写真で撮りたいと急いでカメラを取りに行きました。
発見から20分近く経ち、諦めもありましたが、なんとそのままで居てくれました。うまく捕食できたかは、わかりませんでした。知り合いの鳥の専門家に、ゴイサギと同定していただきました。
山室湧水路で、ゴイサギを確認できたのは初めてです。
10月27日のふるさと祭り「山室湧水路の清流保全プロジェクト」のブースに、ホトケドジョウのミニ水族館を計画しました。埼玉県生態系保護協会の布川研究員が、パンフレットや資料を届けていただける予定でした。22日午前中に、置き網、筒型の通称モンドリ網3個を、生息地上流と下流に仕掛けておきました。今回は、ネットにドッグフードと「ドジョウの主食」というエサを入れてみました。
下欄の記事(8月21日)の置き網を引き上げると、落葉が何枚かあり、いつもの通りゴミや木の葉を取り除くと、落葉に脚があるように見えました。
脚を隠すと落葉と間違える状況でした。布川研究員の同定では、ヤゴとのことでした。
答えが分かった方は、トンボ博士です。本日、見つけた場所にリリースいたしました。
答え コオニヤンマのヤゴ
ネットで調べてみてください。
天野畳店前の通りに面した場所に、前日に仕掛けた網に全長22㎝の巨大ヌマムツ♂を捕まえました。右の写真のヌマムツ15㎝と比べてごらんください。その大きさがご理解いただけるのではないでしょうか ? この大きさになると、コサギ・カワセミも捕食はしないでしょう。ヌマムツが山室湧水路に侵入したのは、4年前でした。それまでは、ウグイ・オイカワが生息していましたが、国内外来種の問題点として、ここまで成長すると外敵がいなくなることです。どれくらいの在来種の魚・水生昆虫・水草が、捕食されてしまったのでしょうか。
いつもの通り、ホトケドジョウ保全のためヌマムツ(元々埼玉県に生息していいなかった種・国内外来種)とアメリカザリガニ捕獲のために、前日から仕掛けた網を上げたら「びっくり」でした。
この大きさは初めて観察しました。甲羅幅が約12㎝あり、重量もとても重く感じました。記録写真を撮ってリリースしました。それにしても、素晴らしい山室湧水路てはありませんか。富士見市に本下水が敷設されるまで、簡易式浄化槽が各家庭にあり、その処理排水がこの水路に流されていたことを思い出します。悪臭とゴミ投棄の山室排水路でした。一部では、暗渠化を求める方もいました。
7月26日朝5時30分ごろ、国内外来種(元々埼玉県に生息していなかった種)のヌマムツ捕獲のための網に、写真のモクズガニの子ガニが入っていました。甲羅幅は目測で約5㎝、場所は山室湧水路上流の段差下です。昨年、メスのモクズガニを発見し、うまくすれば稚ガニ( ? )の誕生も期待できるのではが、本当に実現しました。
山室湧水路を観察フィールドにして数年になりますが、新しい発見のたびに感動をもらえます。
今年の猛暑は尋常ではありません。水路に行くのも、おのずと早朝になります。沢山の子ガニたちが生存していると祈っています。
道路側フェンスから乗り出して探してみてください。堆積した土砂に、アライグマの足跡が確認できます。一頭分しか確認できませんでした。水の中だと足跡が残りません。この時期は、ペアで過ごして4月過ぎに平均4頭出産し、10月ごろまで6頭で行動するそうです。特定外来生物に指定されています。木造家屋や納屋などをねぐらにします。ご注意ください。
市役所前の田んぼには、2本の小さな川がありました。
北原幼稚園うらの山室緑地公園から「ガス収納庫」横までの川を「山室排水路」といいます。
砂川堀の老人施設「はるな苑」のそばから、山室児童公園うら、山室集会所うらをとおり、グリーン物流の倉庫うらの田んぼから、
湧き水や田んぼの水が流れている川を「図川」といいます。
45年前ごろには、田んぼの水路に野生のホタルが生息していたそうです。
また毎年夏には、田んぼで、デッカイ花火大会が毎年行われていました。
2012年10月に、山室排水路のガス収納庫横の橋の下は、土や草もあり、滝つぼもできてナマズやモズクガニも暮らしていました。しかし、橋が地震に耐えられないとの理由で、コンクリートの川底になってしまいました。
台風や大雨の時、生きものたちが隠れる場所がなくなってしまいました。
さて、ららぽーと富士見の工事も本格的になってきて、大きな機械が貯水そうをつくる工事で、
「図川」の水が、粘土でにごる日が増えてきました。だんだんメダカたちが生きて子どもを産み育てる環境ではなくなってきました。
2012.6.22
子どもたちは山室湧水路・図川で魚とりを普段からしていた。5年前のことです。
「富士見市の生きものたち」に掲載した写真を、ランダムに貼り付けました。